看護師の食事事情あるある

人の命を預かるという責任感と緊張感の中、常日頃忙しく働いている看護師は、食事の取り方や食生活が疎かになりがちだと言われています。

その特徴としてまず挙げられるのが、「早食いしがち」という点です。看護師の業務は広範囲に渡っており忙しく、やっと休憩時間になって食事を取れると思っても、急な入院や患者の急変など、予期せぬ事態への対応で食べ損ねてしまうということも多々あります。そのため、短時間でも食べられるよう、どうしても早食いになってしまうのです。早く食べる習慣が身に付き、看護師同士で早食い自慢をするケースも少なくありません。

次に「食欲が増しがち」という点が挙げられます。特に夜勤明けはホルモンバランスが乱れやすく、その影響で食欲が増えてしまう傾向にあります。そのため、帰宅途中に食料を大量に買い込んだり、食事へ出かけていつも以上に食べてしまったりしがちです。また、夜勤の翌日は基本的に休みになるため、夜勤明けに食べるごちそうを楽しみにしている看護師も少なくありません。

さらに夜勤の時には、「お菓子をたべがち」という特徴もあります。忙しい現場では、夜勤時に食事を取れないまま深夜になってしまったりと、食事を取れないケースもあります。そういう時に重宝されるのが一口サイズのお菓子です。チョコレートや飴・クッキーなど、個包装されているものは常備できてすぐに食べられるため必需品となっています。合間にパッとお菓子を食べて空腹を凌ぐことが日常茶飯事になっている人も少なくありません。

上記のように、看護師は業務の忙しさや不規則な勤務体系の影響で、食生活は乱れやすい傾向にあるのです。看護師という職業柄、どうしようもない部分はあるかもしれませんが、少し気にかけて改善するだけでも、自身に与える影響は変わるものです。食事の在り方を見直したい看護師の方は、ぜひ食事の取り方のコツを頭に入れておきましょう。